「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」の未来技術、どれだけ実現した?
トヨタが「ホバーボードを開発」と発表
そして今年6月、トヨタは、高級ブランド「レクサス」のサイト上で、突如として「ホバーボードを開発した」と発表した。サイト上の動画では、宙に浮いた「ホバーボード」の姿が公開された。8月には、スペイン・バルセロナのスケートボード場で、プロスケートボーダーが実際に宙に浮いた「ホバーボード」に乗り滑走する動画が公開された。 その後の種明かしで、この「ホバーボード」は、リニアモーターカーのような技術を使い、液体窒素で冷却された高温超伝導体が入ったボードが、予めスケートボード場に埋め込まれた永久磁石のレールの上を走っていたことが明らかにされた。トヨタはこの「ホバーボード」のために、18カ月かけて一から開発し、レールを埋め込んだスケートボード場も設計・建設したのだという。将来、この「ホバーボード」の技術を使って宙に浮く自動車を見ることができるかもしれない。
ナイキは「自動靴ひもスニーカー」を発売予定
米メディアによれば、ナイキは今年1月、劇中でマーティが着用した自動で靴ひもがしまるスニーカー「Nike MAG」を開発中で、2015年中に発売すると明らかにした。米国ファンの間では、「2015年10月21日」にこの自動靴ひもスニーカーが発売されるのではないかと噂されている。 「ペプシコーラ」を製造しているペプシコは10月5日、劇中でマーティが飲んでいた「ペプシ・パーフェクト」を10月21日に、6500本限定で発売すると発表した。価格は1本20.15ドルで、米国内限定発売。同社は合わせて、空飛ぶ自動車やホバーボードが登場するCM動画を公開した。 他にも映画で出てきた多くの技術が、実現したか、実現に近い状態にあることに驚く。映画ではマーティが「ジョーズ19」の立体映像に食べられそうになるシーンがあるが、現代では、空中に立体映像を映し出すホログラム技術は実現している。今ではコンサートで立体映像の「初音ミク」がステージに登場するほどだ。ちなみに、ユニバーサル映画は今年10月5日、実在しない「ジョーズ19」の予告編を公開している。