清原果耶の繊細な演技が素晴らしかった…視聴者の心を射止めたワケは? ドラマ『マイダイアリー』第1話レビュー
清原果耶主演のドラマ『マイダイアリー』が、毎週日曜夜10時より放送中。本作は、社会人1年目となった主人公が、大学時代を振り返り、共に過ごした仲間との何気ない日常とその繋がりをノスタルジックに紡いでいくヒューマンドラマ。さっそく、第1話を振り返ろう。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】 【写真】清原果耶の演技が素晴らしい…。貴重な未公開カットはこちら。ドラマ『マイダイアリー』劇中カット一覧
優しさを測るポップコーン
社会人一年目の恩村優希(清原果耶)は、映画を観終わってもなお残るポップコーンを食べる徳永広海(佐野勇斗)を見ていた。2人はキスをするが、なぜか優希は涙を浮かべて、その場を去るのだった。そして優希は広海と出会った頃の人生の日記を読み返す。 出会いは2年前の4月。大学3年になった優希は、折り返しに差し掛かった学生生活にどこか物足りなさを感じていた。そんな中、桜の木の下で数式を書き留めている青年・広海と出会う。しかし、広海はリュックを置いたまま足早にその場を去ってしまい、優希は、友人の白石まひる(吉川愛)、長谷川愛莉(見上愛)と一緒に、名前がわからないリュックの持ち主を探すことに。 一方広海は、初対面の和田虎之介(望月歩)の好意で、授業がある自身に代わってリュックを探してもらうことに。そして無事にリュックは広海の元へ戻ってきたのだった。その後、同じバスに乗り合わせた優希と広海は、寝過ごして降りるバス停を過ぎてしまった少女を助ける。 その後、広海と優希は、一緒に映画を観に行く。実は優希は、映画鑑賞時、ポップコーンを食べるときに気を使いすぎるなど、優しさが苦しいという理由でフラれたばかりだった。そうした経験を踏まえてか、優希は隣席の広海に気を使い過ぎることなく、映画が終わると同時にポップコーンを食べ終わるのだった。 10月20日(日)よりスタートした新ドラマ『マイダイアリー』。「ポップコーンと優しさ」と題した第1話は、日常の何気ないワンシーンを切り取った、穏やかで繊細な物語が紡がれた。 Xには視聴者による感想が多く寄せられた。「最初のシーンから良かったです」「あーーー、きゅんきゅんする」「このドラマ好きなやつだぁ」「ポップコーンとか日常の気づきやそのままの生活を作品に落とし込んでいて良かった。」「過去の仲間や出来事がどんな風に物語に関わってくるのか、期待大。」など、視聴者の心を射止めたようだ。 また今注目の旬の俳優がキャスティングされた本作。メインキャストそれぞれの魅力が発揮され、「#清原果耶」「#佐野勇斗」「#吉川愛」「#見上愛」など、ハッシュタグ付きの投稿が多く見られた。中でも主演の清原果耶への注目度は高い。「清原果耶ちゃん細かい心の機微を表現するのがとてもうまいんだよな。そしてかわいい」「清原果耶さん透明度高すぎる儚い…そして安定の演技力…!」「主演が清原果耶と佐野勇斗なので2人に合ったやさしい雰囲気はとてもいい」といった感想が投稿されていた。 (文・野原まりこ)
野原まりこ