リサイクルウールを取り入れた「ウエアシフトスーツ」発売、不要な衣類を店頭BOXで改修し循環の仕組みを実現
洋服の青山を展開する青山商事は、ウールからポリエステルまで、リサイクルウールを取り入れた「ウエアシフトスーツ」を、本日より発売。昨年10月より全国の洋服の青山店頭に設置した”リサイクリングBOX”で、ユーザーが不要になった衣類を回収し、リユース・リサイクルなど衣類が循環できる仕組みの実現に向けた取り組みとなっている。 【写真】100%リサイクル素材、尾張産生地を使用した「ウエアシフトスーツ」 同製品の素材は、不要になった衣類や工場の裁断クズを尾州産地(愛知県北西部 から岐阜県岐阜市にかけての地域)に集め、仕分けから紡績、仕上げまで生地作りのすべてを尾州で一貫して行ったものを使用。同地区が作るリサイクルウールの品質は有名ブランドからも高く評価されて、職人技術による緻密な設計や整理工程により、リサイクルウールにありがちな”チクチク感”も解消され、ヴィンテージを感じられる生地に仕上げられている。 同社商品部の河原林孝太氏は、「環境負荷軽減を目指し、衣類が循環できる仕組みの一環としてリサイクル素材を使用したスーツを企画しました」と経緯を説明。実際に現地に赴き、リサイクルされた衣類がどのような流れで生地になっていくのか、自分の目で確かめ理解を深めていったという。 「トレンド性のある色柄を採用しているため、ファッション感度の高いお客様やサステナブルへの取り組みに関心が高いお客様におすすめのスーツとなっています。さらに次の秋冬モデルでは、洋服の青山のリサイクリング BOXで回収したスーツを原料の一部としたスーツを企画しています」 「ウエアシフトスーツ」(43,890円)は、洋服の青山の主要300店舗、公式オンラインストアで発売。