キャンプで虫除け対策する女性キャンパー

自然を身近に感じることのできるアウトドア。楽しさや癒やしを得られる反面、野外の活動ということで虫との遭遇がつきもの……。アウトドアは好きだけど、虫は大の苦手という人も多いのではないでしょうか。今回はより快適にアウトドアを楽しむための虫除け対策をご紹介します。 【写真】キャンプ場で役立つ虫よけ対策術を見る（全6枚）

ランタンの種類と設置場所がポイント

まず定番は、テントから離れた位置にランタンを設置するという対策。生活拠点となるテントやタープから、少し離れた場所に囮となるように光の強いランタンを設置します。夜になると光が好きな虫は囮のランタンに集まるので、テント周辺に寄ってくる虫を減らせるという仕組みです。サイトを広く使えるときには有効な対策なので、ぜひ試してみてください。 また、テント周辺では虫が寄り付きにくいランタンを使用するのがおすすめ。カメムシや蛾などの多くの虫は紫外線を好みます。そのためテント周辺で使う明かりは、蛍光灯ランタンではなく、紫外線を含まないLEDランタンにしましょう。

虫を遠ざける「ヨモギ」の香り

和ハーブや薬草として知られるヨモギも虫除けに効果的です。ヨモギに含まれるシネオールという成分には虫の忌避効果があるため、焚火などで葉っぱを燃やすと蚊やハエが嫌う香りを発することができます。薬品などの化学物質を使うことに抵抗がある人におすすめの、天然成分を使った安心の虫除け対策ですね。

メッシュタープで虫をシャットアウト！

アウトドアの開放感を保ちつつ、もっと完全に虫をシャットアウトしたいという人には、メッシュタープというアイテムも。蚊帳のようにリビングスペースを覆うことで虫の侵入を防ぐことができるので、ゆったりと食事や会話を楽しめます。 虫除け対策をしながら、遮光と風通しも両立できるのがこのアイテムの魅力。またメッシュの囲いが適度な目隠しとなるため、プライベート空間を確保できるのも大きなメリットです。

蚊が寄ってくるのは衣服の色と足の匂いが原因

蚊に刺されるのを防ぐ簡単な方法は、薄い色の服を身に着けること。蚊は色の濃いものを好んで寄ってくるからです。また意外にも足の裏を拭くことで刺されにくくなるという裏技も。蚊は足の裏にいる常在菌の匂いに反応するため、アルコールなどで消毒することで寄り付きにくくなります。 暖かくなるにつれて数も増え、より活発になってくる虫たち。みなさんもしっかりと虫除け対策をして、快適なアウトドアライフを楽しんでくださいね。