タイルの壁に色づく「ど根性モミジ」 秋イメージの駅に舞い降りる 神戸の地下鉄
神戸市須磨区、市営地下鉄妙法寺駅のホームで、壁面のタイルの間から顔をのぞかせ、葉を色づかせているモミジに出会った。人呼んで「ど根性モミジ」。いつ、どうしてこんなところに? 【写真】ど根性!マクワウリ コンクリートから6mのつる 元祖の兵庫・相生の大根は世界で話題に 同駅で働く森本万博(かずひろ)さん(64)は、3年前に見つけたそう。近くに生えているモミジの種がタイルの間に飛んできて、壁沿いに垂れる雨水で育ったと推察する。 真っ赤になった葉は、オレンジや黄色の葉をかたどったタイルをバックに映える。同市交通局によると、妙法寺は秋をイメージした駅といい、駅構内には栗や柿の形をしたタイルもあるとか。 秋の駅に舞い降り、季節の終わりを惜しむかのように葉を色鮮やかに染めるモミジは、ど根性に加えて、風流を解する心も持ち合わせているとみた。(船田翔太)