<出番待つ>センバツ2024 京都外大西/京都国際 選手紹介/下 /京都
◆京都外大西 ◇副主将、自ら手本に 岡本麗音(りおん)選手(2年) 昨秋の公式戦ではランナーコーチを務めていたが、乾光葵主将(2年)が体調不良で不在となった1月、自分にできることでチームに貢献したいと、自ら副主将に立候補した。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 副主将として意識するのは、誰よりも練習の間の移動や準備を早く行うこと。人に指摘するために、まずは自らが手本になるように心がけてきた。 「『このままではセンバツで負ける』とお互いに言っておかないと」。迫る甲子園を前に、声を出してチームを引き締める。 (1)長岡京市立長岡第三中(2)172センチ、69キロ、右投右打(3)柳田悠岐(ソフトバンク)(4)母の作るポテトサラダ ◇聖地で狙う「一発」 宮本煌大(こうだい)選手(1年) 昨秋の公式戦は体調不良などで出場機会にあまり恵まれなかったが、長打力が魅力の大型打者だ。 スイングの速さはチームで一番と自負し、その上で決して努力を怠らない。「スイングの形が良くなかった。冬は素振りを繰り返して、きれいな形で振れるようになった」と振り返る。野球に対する真剣な向き合い方は、コーチ陣も認めるほどだ。 甲子園でも「一発を狙いたいです」。打線にさらなる厚みを持たせることができるか。 (1)京都市立北野中(2)183センチ、93キロ、右投右打(3)アーロン・ジャッジ(ヤンキース)(4)最近は、もんじゃ焼き ◆京都国際 ◇目指すは積極打者 金本祐伍選手(2年) 昨秋は左足のけがで出遅れたが、近畿地区大会の準々決勝、準決勝は先発出場し、ともに1安打を放った。手応えをつかんで入ったオフシーズンは「最初のストライクから振れる積極性を身につけ、アウトの取りにくい打者になる」と目標を定めて練習に取り組んできた。 外野の定位置争いに加わり、今春の練習試合でどれだけアピールできるかが当面の課題。実家は京都市伏見区で通学できるが、練習時間を少しでも増やそうと寮生活を選んだ。 (1)京都市立藤森中(2)173センチ、64キロ、右投右打(3)鈴木誠也(カブス)(4)すし ◇部長も推す制球力 小林謙真投手(2年) 本格派の投手が多い京都国際の中では珍しい、横手投げの軟投派。直球は最速130キロ程度だが、スライダー、カットボール、シュート系など横の変化球をホームベースの幅いっぱいに使って、制球よく投げ分ける。 昨秋の公式戦では登板機会がなかったが、投手コーチも兼ねる宮村貴大部長の「推し」の一人に浮上してきた。「野球以外の私生活でも信頼される人間になりたい」と、寝坊しないことやゴミ出しをきっちりすることなどで寮生の模範になろうと奮闘中だ。 (1)大阪市立十三中(2)169センチ、68キロ、右投右打(3)横山陸人(ロッテ)(4)焼き肉 ……………………………………………………………………………………………………… (1)出身中学(2)身長、体重、投打の左右(3)好きな野球選手(4)好きな食べ物 〔京都版〕