吉永則雄が圧勝 64号機に「エース機じゃなくて、スーパーエース機」【蒲郡ボート・中日スポーツ杯争奪】
◇9日 創刊70周年記念中日スポーツ杯争奪「新春特別覇者決定戦」最終日(愛知県・蒲郡ボート) 12Rで優勝戦が行われ、1号艇の吉永則雄(46)=大阪=がコンマ15の的確なスタートを決め、イン速攻。堂々と逃げ切って今年の初笑いを飾った。2着は野中一平、3着は赤岩善生。なお、6号艇の天野晶夫はフライング返還となった。 ◇ ◇ 極寒を吹き飛ばす圧勝劇―。吉永がインからコンマ15の的確なSを決めると1マークまでに足を伸ばして先マイ。他艇の攻めを許さず、バックで突き放してVゴールへ突き進んだ。 年末のクイーンズクライマックスで優勝した遠藤エミが使用したエース64号機を引き当てて始まったシリーズ。節イチ級のレース足を見せつけて、堂々の予選トップ通過。準優も危なげなく逃げ切り、気温2度と冷え込んだファイナルでも主役は譲らなかった。「エース機じゃなくて、スーパーエース機です」とそのパワーを絶賛した。 層の厚い地元勢を抑えての2025年初笑い。アウェー感たっぷりの戦いを制し表彰ステージに立つと、ファンからの大きな拍手と声援に包まれた。「安心しました」と胸をなで下ろし、祝福ムードに感謝の笑顔を見せた。昨年9月のとこなめ以来となる通算42回目の優勝を飾り、新年の絶好発進。「このままの勢いでいきます!」と弾みを付けて次節、20日からの尼崎一般競走に出場する。
中日スポーツ