「シスコーン」「チョコフレーク」「ごろグラ」から新商品 原料高騰も積極提案で売場拡大中の日清シスコ「風景が変わった」
商品全般では「ブランドを基軸に健やかさと楽しさをお客様にしっかりお届けしていく。今年は100周年を迎え、我々のワクワクする思いを商品やマーケティングに乗せてお客様の共感が得られるような1年にしていく」。 この方針のもと、「ごろグラ」では7月から8月にかけてCM投下と連動して「ごろっと具材べた付キャンペーン」を展開。「ごろグラ」か「シスコーン」をいずれか1つ購入すると、「ごろっと具材」を1つプレゼント。 「ごろっと具材」はべた付什器で陳列され、「いちご」「マンゴー」「粒もち」「アーモンド」の4種類の中から選べるようになっている。
「ごろグラ」の新商品は「ごろグラ さつまいもづくし」。8月5日に発売開始される。 「さつまいもづくし」は、薫りの良いバターで仕立てたさつまいも味のシリアル生地に、さつまいもチップ、紫いもチップ、焼きいもクッキー、さつまいもボールを具材としてブレンドしたもの。 「塩味が効いた後味がクセになるような商品。当然、健康にも意識して鉄分、食物繊維、カルシウム、9種のビタミンも配合した」と説明する。 「チョコフレーク」は9月16日にリニューアル発売。 「チョコフレーク」は、かねてよりコーンフレークとの相性を踏まえエクアドル産のカカオを使用している。
SCMを管掌する上脇達也専務取締役は「エクアドル産のカカオは香りが豊かで、しかも香りのバランスが非常によい。カカオ相場が高騰する中、今後もコーンフレークに負けないパンチのあるチョコレートにすべく、引き続きエクアドルを軸にブレンドしていく予定」と語る。 カカオの原料調達もタイトとなる中、定番商品の安定供給に取り組みつつ新商品「チョコフレーク サクサクホップ」を9月16日に発売開始する。 コンビニで拡大中の「チョコフレーク」を含めたポケットチョコカテゴリーの新商品も投入する。
「おいしいオートミール」では、今後の市場拡大を見据えて、新商品2品を9月2日に発売開始する。 次の100年に向けては、価値観や生活様式が異なるZ世代の取り込みも視野に開発を進めている。 浅井社長は「変化に対応していかなければならない。現状維持の思考から脱し新しいことに挑戦し続ける姿勢で臨む」との考えを明らかにする。 Z世代の食習慣にも着目する。 「食事の代わりにスナック菓子などが喫食される傾向にあり、そこに対し、当社はZ世代にも受け入れられる健康軸の商品を提案できたらと思い、開発を進めている」と述べた。