【阪神】岡田彰布監督「そんなよくないけど、みんなでしのいで」村上は「続投のつもりだったけど」
◆JERAセ・リーグ 阪神1―0広島(9日・甲子園) 阪神が完封リレーで勝率を5割に戻した。先発の村上が7回2安打無失点の好投で今季初勝利。8回も続投に備えてキャッチボールを行っていたが、打順が回り、代打を送られた。打線は5回1死一塁で近本が先制打。3戦連続打点のリードオフマンは、守備でも初回先頭の野間の左中間への打球をスライディングキャッチで好捕し、村上を救った。甲子園は8月1日に開場100周年を迎えるが、メモリアルイヤーの本拠地初戦で好ゲームを演じた。 以下は試合後の岡田彰布の一問一答 ―初回は近本の好プレーから始まった 「おお、ねえ。2回までちょっとよくなかったですね、村上もね。2回のゲッツーも大きかった。そこからですね」 ―ストライク先行の投球 「3回くらいからですね。やっと思っているところに投げられるようになったというか。近本のプレーは本当に大きかったですよ。初回、塁に出ていたらね。前回も初回に点を取られていたのでね。あのプレーは本当に大きかったですね」 ―回を追うごとに、らしさが出た。昨季の姿を思い出したファンも多いのでは 「いやいや、3回からは思い出しましたよ。打順の巡り合わせでね、シーズン中なら(開幕直後でなければ)完封させていたかもわかりませんね」 ―8回2死から走者が出て打席が回り、代打を。追加点を狙いに 「そうですね。まあね、前回の件があるし。まずやっぱり先発は1勝つけてやるというかね」 ―6連戦の初戦で7回まで 「そうですね。だから6連戦のアタマということでね。当然相手もいいピッチャーあたると思うんですけど、そこでね、勝ちきるというのはすごい大きいですね」 ―5回の先制は8番の木浪がチャンスメイク。これも昨季のよう 「ああ、ねえ。まあ8番からの打順で村上も1球でバント決めて、やっぱり流れが良かったですよね。床田もすごい良かったんでね、だからなかなかねえ、まあまあヒットはなんかちょっと出てたけど、なかなかつながりもなかったしね、ほんとワンチャンスですね、やっぱりね」 ―8回から継投、ゲラは安定感抜群 「ずっとあの2人(ゲラと岩崎)がいいんで。まあ、この点差だったし、あの2人に託さないとしょうがないですよね」 ―村上は7回で交代 「そう。もともと続投するつもりやったんですけどね、普通に3者凡退とかなら行くつもりでキャッチボールさせてたんですけど。先頭が出たんで、その時点で代えたんですけどね。ああいうふうになるとは思ってなかったから。そっからまた代えるのもね、気持ちも変わると思うので、もうその点差のままでもいきましたけどね」 ―岩崎もしっかり仕事を 「いやいや、もう普段通りですね、やっぱり」 ―甲子園の初戦の雰囲気は 「本当、久しぶりでね。やっぱり、やっと帰ってきたなあって感じですね」 ―あすに向けて 「ちょっとまだまだ先発に勝ってないピッチャーいてるんでね。どんどん勝てるように。まだ打つ方もなかなかタイムリーとかつながりもないんだけど、そんなよくないんだけど、なんとかみんなでしのいで。まあ初戦とったので、勝ち越せるようにやっていきたいですね」
報知新聞社