9か月ぶりに再開した輪島の漆芸研修所 地元・岩手で技術を磨き再開を待ち続けた研修生の思い
今野さん 「大船渡とか高田とか気仙の復興に携わるっていうことはないだろうなってずっと思っていたので、地元の復興の事業の一部に関われたことは光栄なことだと思いますね。私の人生の中でも結構、濃い経験ができた期間だったので、本当に感謝してもしきれないかなと」 そして5日。
県立輪島漆芸技術研修所・小森邦博 所長 「講師の皆様方のご協力いただきながら、授業再開ということになりました」 奥能登豪雨の影響で授業再開は予定より少し遅れたものの、今野さんは無事、輪島での再スタートをきりました。 今野さん 「きょうは久しぶりに授業も受けられるし、みんなにも会えるしで、結構楽しみにして来ました。自分から先生に質問したりとかして、もっともっと知識を深めて、技術もつけていければと思います」
再開までの9か月間に地元・岩手で得た貴重な学びを糧に、今野さんは再び輪島から漆芸家への道を歩み始めました。