カペッロ氏、ユーヴェの補強方針を疑問視「キエーザの時もそう。私なら置いておきたいが…」
名将ファビオ・カペッロ氏が、イタリアメディア『スカイスポーツ』のインタビューで、古巣ユヴェントスの判断に疑問を呈した。 ユヴェントスは今冬、クラブで6年目のシーズンを過ごす33歳の主将DFダニーロのシーズン途中での放出を検討しているが、OBでもあるカペッロ氏は、ダニーロのほか、夏のフェデリコ・キエーザの放出に関する古巣の方針に疑問を呈している。 「ダニーロは素晴らしい経験があり、これまで常に非常に良いパフォーマンスを見せてきた。私なら彼を置いておきたいが、(チアゴ)モッタの決断があるのだろう。キエーザの時もそうだった。強い決断だよ。ダニーロではダメで、別の特徴を持ったDFが必要ということなのだろう。マークができるスピードのある選手でヘッドも強いなどね」 ダニーロは2019年夏にマンチェスター・シティからユヴェントスへ加入。契約は今シーズン終了後の来年6月末に期限を迎える。ユーヴェは期限切れを待たずに今冬、ブラジル人DFをチームの構想外とする決断を下し、ダニーロは、スーペルコッパ・イタリアーナの行われるサウジアラビア遠征のメンバーから外れる見通しとなっている。 ダニーロ本人は、ユーヴェと現行の契約を解除することで、自由に移籍先を選択したい考えとみられ、移籍先の有力候補には、アントニオ・コンテ率いるナポリが挙げられている。またイタリア紙『トゥットスポルト』は30日、かつてポルトでプレー経験のあるダニーロの獲得に、セルジオ・コンセイソンが新監督となるミランも関心を示していることを報道。フィカヨ・トモリを巡る取引に加わる可能性を指摘している。