たばこ3万5600本や“違法薬物”も…密輸阻止“最後の砦”空港税関に密着『every.気になる!』
■厳重検査“違法薬物”の可能性
税関職員 「日本に来たのは初めて?」 カナダから来た女性(20代) 「初めてです」 税関職員 「たばこは持っていますか?」 カナダから来た女性(20代) 「いいえ」 数分後、出てきた職員の手には“白い布”が。女性の荷物を拭き取ったもので、これを、薬物などを探知する検査機に入れると…警告音とともに違法薬物の反応が。 税関職員 「大麻反応」 税関職員 「陽性ですか」 税関職員 「厳重検査か」 女性が違法薬物を密輸している可能性が浮上。しかし検査室内では… 税関職員 「(大麻)反応が出たけどブツが見つからない」 税関職員 「(大麻は)どのぐらいの頻度で吸っている?」 カナダから来た女性(20代) 「いつもです」 税関職員 「日本では大麻がダメだと知っていますか?」 カナダから来た女性(20代) 「日本で禁止されていると知っています」 カナダでは大麻が合法のため、職員によると、使用した時の成分が荷物に付着していた可能性があるといいます。 税関職員 「今回は物もないですし、終了ということで」
■麻薬探知犬が反応…“大麻所持”か
取材中、税関職員に緊張が走る場面が… 気になる!班 「職員が集まってきました」 アメリカから来た人の荷物に「麻薬探知犬が反応した」と緊急の連絡が入ったのです。 待つこと5分。大柄の男性2人が現れました。すぐに検査室へ移動し、聞き取りがはじまりました。 税関職員 「日本に来た理由は?観光?」 アメリカから来た男性 「観光です」 その間に、違法薬物の反応がないか所持品を検査。麻薬探知犬が反応したものの、薬物反応はなく… 税関職員 「これまでに大麻などを使用したことは?」 アメリカから来た男性 「ここでは使ってない」 税関職員 「アメリカでは使っている?」 アメリカから来た男性 「はい」 税関職員 「いま持っていますか?」 アメリカから来た男性 「持っていません」 違法薬物の所持を否定する2人の男性。ただ、どこかに隠し持っている可能性があるとして… 気になる!班 「多くの税関職員に連れられ、別室へ移動していきます」
荷物をくまなく調べた結果、2人のうち1人の男性のスーツケース内に入っていたポーチから、大麻とみられるもの数グラムを発見。現在も捜査が続いています。 入国者が増える中、空港税関では取り締まりを強化していくとしています。 (10月30日「news every.」より)