ドジャース・大谷翔平

　「ドジャース２－３エンゼルス」（２１日、ロサンゼルス） 　ドジャースの大谷翔平選手は三回の第２打席で四球を選んで好機を拡大したが、投手のサンドバルに異変が生じ、緊急降板した。球団はその後、左前腕の張りと発表した。 【動画】“弟分”モニアックとも再会　試合前にニコニコ談笑　見てるこっちも癒される 　８番のテイラーが先頭打者として左前打で出塁。続くバーンズの一ゴロ間に二塁へ進み、得点圏に走者を置いての第２打席となった。 　初球の浮いたスライダーをフルスイングするもミスショットのファウルに。２球目も外角変化球をひっかけてのファウルで追い込まれた。高めのストレートを見逃し、低めの変化球を見極めてカウント２－２。５球目のストレートは大きく外れてフルカウントになると、大谷はファウルで粘った。 　７球目、インサイドのボールが抜けた直後、マウンドで激しく左手を振ったサンドバル。その後、自らトレーナーを呼ぶように要請した。大谷も一塁ベース上から心配な表情を浮かべていた。ベンチへ引き揚げる際には厳しい表情をのぞかせ、降板が告げられた。大谷は捕手のオホッピーに「呼ばれたので」と近寄り、言葉をかわしていた。 　第１打席はサンドバルから３球連続のツーシームでインサイドを厳しく攻められるなど、かつてのチームメートから容赦ない攻められ方をしたが、しっかりと見極めて四球を選んでいた。大谷とサンドバルはメジャーの舞台では初対戦。昨年３月のＷＢＣ準決勝で対戦経験があり、その際は２打数ノーヒットだった。 　大谷は五回の第３打席で代わったムーアからバックスクリーン右へ２２号２ランをたたきこんだ。試合後、大谷はサンドバルについて「僕の打席の時は力んでいる印象があったので、少し残念な結果になってしまったので。まずあんまりひどくないケガであることを願ってますし、早く戻ってくることを願っている」と語っていた。