〔東京株式〕安値もみ合い=連休前に買い圧縮の動きも(大納会後場中盤)
(14時00分)日経平均株価はこの日の安値圏でもみ合っている。年末年始が6連休となり、その間に海外市場で為替相場などが大きく動く可能性もあるため、「前週に買った向きからは、持ち高を少し減らす動きが出ているのだろう」(国内証券)という。出来高や売買代金は伸びておらず、「海外勢の多くは年明けまで動かない」(大手証券)との指摘もあった。 (後場寄り)後場の日経平均株価は前営業日比321円33銭安の3万9959円83銭と前場終値を小幅に下回って始まるなど、軟調。引き続き買い物薄の中で手じまい売りなどに押され気味だ。 (前引け)【プライム】日経平均株価の午前の終値は前営業日比301円48銭安の3万9979円68銭、東証株価指数(TOPIX)は11.70ポイント安の2789.98と、ともに反落。前週後半に大きく上昇して過熱感が出ていた大型株中心に、利益確定売りや手じまい売りが出て、株価指数の重しとなった。 48%の銘柄が値下がりし、48%が値上がりした。出来高は7億5830万株、売買代金は1兆6176億円。 業種別株価指数(33業種)は非鉄金属、サービス業、電気機器、機械などが下落。上昇は海運業、鉄鋼など。 【スタンダード】スタンダードTOP20は小反落。出来高1億8805万株。 【グロース】グロース250は小幅高。グロースCoreは反落。 (10時05分)日経平均株価は寄り後すぐに値を消し、じりじり下げ幅を広げている。「前週末の米国株がテクノロジーセクター中心に下落した流れを引き継いでいる」(大手証券)とされ、アドバンテス <6857> 、東エレク <8035> など半導体関連株は総じて安い。一方、海運株や銀行株は総じて底堅く、「配当利回りに着目している印象がある。NISA(少額投資非課税制度)を利用した買いが入っているのかもしれない」(同)という。 (寄り付き)前場の日経平均株価は、前営業日比44円62銭高の4万0325円78銭で始まった。利益確定売りが出る一方、金融株の一角などには買いが入っている。