「ヨコハマトリエンナーレ」構想会議メンバーに養老孟司やスプツニ子!も
横浜で3年に一度行われる現代アートの国際展「ヨコハマトリエンナーレ」の次回開催概要が発表された。 「ヨコハマトリエンナーレ2017」は横浜美術館と横浜赤レンガ倉庫1号館を主会場に、2017年8月4日~11月5日の88日間(第2・第4木曜休場)開催。国際展の今後のかたちやさらなる可能性を探求し、視覚体験に限定されない「対話・ 議論」と「共有・共生」の場づくりを目指すという。 ディレクターは過去にもそれぞれ総合ディレクター、アートディレクターを務めた逢坂恵理子さん(横浜美術館館長)、三木あき子さん(キュレーター、ベネッセアートサイト直島インターナショナルアーティスティックディレクター)と、柏木智雄さん(横浜美術館副館長、主席学芸員)の3人体制。 そのほかスハーニャ・ラフェルさん(ニューサウスウェールズ州立美術館副館長 兼コレクション担当ディレクター)、スプツニ子!さん(現代美術家、マサチューセッツ工科大学メディアラボ助教)、高階秀爾さん(美術史家、大原美術館館長、東京大学名誉教授)、リクリット・ティラヴァーニャさん(現代美術家、コロンビア大学美術学部教授)、鷲田清一さん(哲学者、京都市立芸術大学学長、せんだいメディアテーク館長)、養老孟司さん(解剖学者、東京大学名誉教授)の6人を含む、ジャンルや世代を超えた9人の専門家から構成される構想会議で展覧会のコンセプトを検討し、今秋の発表を予定している。
前回の2014年は、アーティスティック・ディレクターに森村泰昌さんを迎え、「華氏451の芸術: 世界の中心には忘却の海がある」をテーマに横浜美術館と新港ピアで開催。19の国と地域から、65組(79作家)のアーティストの作品を展示した。総来場者数はのべ214,901人だった。 (齊藤真菜)