坂城さん主演作ノミネート ベネチア国際映画祭XR部門 立山町出身43歳「評価うれしい」
●7日にも結果発表 世界三大映画祭の一つである第81回ベネチア国際映画祭で、仮想現実(VR)を体感できる作品などを集めたXR部門に立山町出身の俳優坂城日日(さかきひび)さん(43)が主演を務めた作品がノミネートされた。現地時間で7日にも結果が発表される。坂城さんは「海外の人にも素直に評価してもらえ、すごくうれしい」と話した。 坂城さんが主演を務めたのはホラー作品「Project―Y Working Title(プロジェクトワイ ワーキングタイトル)」。先端技術を活用した360度見渡せる立体感のある映像により、臨場感が味わえ、新たな恐怖体験ができるのが特長だ。 今春からVRゴーグルで楽しめる作品として配信されている。上映時間は90分で、国際映画祭でも上映されている。XR部門には他に、VR映画「機動戦士ガンダム 銀灰の幻影」など26作品が選出されている。 坂城さんは県内で「faM」「AQUAMODE」の名義で音楽活動を行い、2016年に上京して俳優活動を始めた。4日に出国し、ベネチアに向かう予定で「自分自身にとっても転機になる作品。まだ無名な俳優だけど、実力で評価してもらえるなんて、今もふわふわしている」と笑った。