甲賀市役所

　滋賀県甲賀市選挙管理委員会は26日、市議補選（27日投開票）の期日前投票で、投票者数と投票用紙の残数に不一致が発生したと発表した。投票用紙が1枚不足しており、補選の選挙権がない市外転出者に誤って交付した可能性が高いという。 【謝罪写真】甲賀市、前代未聞の投開票巡る不祥事 　市選管によると、25日夜、市役所別館で行われた期日前投票の終了後に当日の投票者数と投票用紙の残数を確認すると、残数が1枚少なかった。期日前宣誓書や選挙人名簿を再確認したところ、市選管職員が投票所入場券の受付時にミスし、衆院選と国民審査の選挙権だけある人に市議補選の投票用紙を誤交付したとみられる。投票されていれば票は有効票として取り扱うという。 　市議補選を巡っては25日にも投票用紙の誤交付が発覚したばかり。市選管の谷村定義委員長は「再び投票の公平性と選挙事務の信頼性を損ねる事故を起こしてしまい、大変申し訳ありません」とのコメントを出した。