35歳の知人は不動産会社の営業で成績トップのようです。どのくらい年収を稼いでいるのでしょうか?
不動産業界は他業種と比較して年収が高いイメージを持たれているようです。営業でトップ成績を残している優秀な社員であれば、かなりの年収を稼いでいるのではないかと考える人もいるでしょう。35歳の知人が不動産会社で営業トップ成績を残している場合、年収はどれくらいなのでしょうか。 そこで今回は、不動産業界や不動産営業の平均年収について調べてみました。不動産営業で高額な報酬を得られる際に考えられる理由もご紹介しますので、参考にしてみてください。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
不動産業会社の営業はどれくらいの年収を稼げる?
物件調査・物件案内・契約手続き・住宅ローンの相談などをおもな業務とする「不動産営業」。会社によっては、土地を仕入れたり、リノベーションの企画や販売をしたりすることもあります。不動産営業は、個人・法人の顧客に最適な物件を提案し、契約までのサポートを行います。 「不動産業界は稼げる」と考える人もいるようですが、実際はどうなのでしょうか。国税庁長官官房企画課の「令和4年分民間給与実態統計調査」によると、不動産業・物品賃貸業の平均給与は456万9000円(男:549万5000円/女:334万5000円)であるとのことです。 全体の平均は457万6000円(男:563万3000円/女:313万7000円)であることから、不動産業界が年収面で突出しているわけではなく、むしろ平均的であることが分かります。 不動産営業の仕事は、年収に幅がある点にも注目できます。厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag」によると、住宅・不動産営業の所定内給与月額別の人数グラフでは、28万~28万9000円が11.5%で人数の割合が最も多い金額です。 しかし所定内給与月額が高い人も一定の割合いて、例えば60万円以上を稼いでいる人は5.5%ほどいることが分かります。
不動産会社で営業トップ成績を残す社員が高額報酬を得られる理由
不動産営業の給与幅が比較的広い理由として、インセンティブが挙げられます。 不動産営業の場合、基本的に個人や法人に対して最適な物件を紹介し、契約までのサポートを行いますが、一件当たりの金額は大きくなることが考えられるため、成績次第では高額のインセンティブが得られると予想できます。 35歳の知人が高額なインセンティブを期待できる成果主義型の不動産会社で営業トップ成績を残していれば、年収1000万円以上を稼いでいる可能性はあるかもしれません。