【台風10号】29日から31日に九州から中四国そして近畿経て北陸コースへ 予想進路に広い幅
山陰中央テレビ
強い台風10号は、29日頃に九州地方に最接近または上陸した後、進路が北東寄りに変わり、四国や中国地方、近畿地方を経て31日頃には北陸地方に進む恐れがあります。 山陰地方には、30日頃に最接近する見通しですが、予報円が大きく、予想される進路がまだ大きく変わる可能性があるため、最新の情報に注意が必要です。 台風10号は、23日頃の時点で東海地方や関東地方を直撃するコースも予想されていましたが、日本の南の海上の台風10号の西側にあった「寒冷渦」の影響を受けて、西よりに進路をとりました。 そして26日正午の時点では、予報円の中心が29日午前9時に九州南部に、30日午前9時に岡山と香川の間の瀬戸内海付近に、31日午前9時に新潟県沿岸付近に予想されています。 山陰地方では、30日頃に最も接近する見込みとなっていますが、この時点の予報円の範囲が九州北部から近畿中四国、それに東海や北陸までと広くなっていて、30日の時点で台風の中心が移動する予報の幅が大きくなっています。 この進路予報の中で、西寄りの日本海を通過コースとなると山陰地方では台風の進路方向右側の風が強まるエリアに入るため、暴風に警戒が必要です。 また山陰地方の南側を通るコースで、速度が遅い場合は、北寄りの風を巻き込みやすくなり、雨雲が流れ込むため、大雨に警戒が必要になります。
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