また配送料が高騰…!?「お歳暮」を送るのに一番コスパがよい配送方法は？
11～12月になると、デパートでは「お歳暮」の受け付けが始まります。遠方の親戚や取引先に送る場合、気になるのが配送料です。 近年、燃料の価格高騰などの影響を受けて、配送料の値上げが相次いでいます。佐川急便株式会社は、2024年4月1日より宅配便届出運賃を値上げすることを発表しました。 そこで今回は、お歳暮を贈る際に、一番コスパのよい配送方法を解説します。
配送業者の種類と特徴
配送業者にはいくつか種類があり、それぞれ特徴や業務範囲、費用が異なります。主な配送業者は、以下の通りです。 ・運送会社：トラックを使い荷物を運ぶ会社 ・郵便局、宅配会社：おもに小口配送を取り扱う、一般消費者向けの会社 ・軽貨物運送業者：軽貨物車両（バイクや乗用車など）を使って荷物を運ぶ会社 ・専門の運送業者：特殊な扱いが必要な荷物を専門的に運ぶ会社 配送業者によって対応可能な荷物が変わるため、送るものに合わせて配送業者を選ぶ必要があります。配送先までの距離によって配送料は異なりますが、業者によっても差が見られます。 トラックを使用する運送会社や大手の宅配会社と比較して、乗用車やバイクで運送できる軽貨物運送業者は、比較的費用が安いことが特徴です。ただし、荷物1個から依頼すると、費用が割高になるか、依頼ができないこともあります。 また、地域限定の小規模運送会社に依頼するという方法もあります。配送先のエリアは限定されていますが、複数の荷物を依頼すると、1個当たりの配送料が安くなるとか、融通が利くなどのメリットがあります。状況や送る荷物に合わせて、配送業者を探してみましょう。
配送料の比較表（東京から北海道の場合）
では実際に、配送業者別に配送料を比較してみましょう。今回は、100サイズのお歳暮（洗剤）を、東京から北海道に送ると仮定して、送料を比較してみました。なお、軽貨物運送業者や小規模運送会社は遠距離に対応していないことが多いため、除外しています。
※各公式サイトを基に筆者作成 大手宅配会社と運送会社とでは、大きな差は見られませんでしたが、業者によって、数十円程度の違いがあることが分かりました。複数のお歳暮を送る場合には、少しでも配送料が安い業者を選ぶとよいでしょう。 また、同じ都道府県内であれば、軽貨物運送業者や小規模運送会社も利用できます。多くの場合、運送距離や時間帯によって料金が定められており、状況に応じてオプション費用がかかります。1～20キロメートルで、4000～7000円ほどが相場のようです。 複数の荷物をまとめて運送する際にはお得になるケースもありますが、荷物を1個だけ依頼する場合は、割高になることがほとんどです。 例えば、10個まとめて依頼して、配送料が6000円ほどであった場合、荷物1個当たりは600円になります。一方で、宅配会社にて荷物を1個2050円で配送する場合、10個だと2万500円かかります。 会社によって費用に差がありますので、近くに小規模配送業者がある場合には、事前に配送料を確認すると安心です。
