「南信州民俗芸能フェス」開催へ 今年のテーマは「信州の三番叟」
「南信州民俗芸能フェスティバル」が1月26日、「鼎文化センター」(飯田市鼎中平)で開かれる。今年で3回目。主催は南信州民俗芸能継承推進協議会。(飯田経済新聞) 【写真】和合の念仏踊 同フェスは2022年、「和合の念仏踊」「新野の盆踊」(共に阿南町)を含む「風流踊(ふりゅうおどり)」がユネスコ無形文化遺産に登録されたのを記念し阿南町で初開催。今回は、長野県内で継承されている歌舞伎、能楽、人形操りの「三番叟(さんばそう)」のうち、国や県の文化財に指定・選択されている「三番叟(さんばそう)」をテーマに行う。 当日は、大鹿歌舞伎保存会(大鹿村)、早稲田人形保存会(阿南町)、今田人形座(龍江)、黒田人形保存会(上郷)をはじめ、古田人形芝居保存会(箕輪町)、湯原神社式三番保存会(佐久市)が出演し、南佐久郡小海町に伝わる「親沢(おやざわ)の人形三番叟」を映像で紹介するほか、「三番叟」を演題とした講演も行う。 今年は午前と午後の2部構成で昼を挟むため、南信州民俗芸能パートナー企業として加盟する「岳(がく)」が運営する「からあげビリー」の弁当を注文することができる。メニューは「からあげごはん」の「しょうゆ」「しお」「もも」の3種類。希望者は1月25日までに、「からあげビリー」(TEL 0265-48-5013)へ予約する。 開催に先立ち、同企業加盟の八十二銀行協力の下、人形芝居を中心とした「南信州民俗芸能パネル展」を飯田支店(知久町)で1月31日まで行っている。 事務局の宮川留奈さんは「三番叟は祝福と祈りの芸能といわれている。信州の伝統ある芸能団体の三番叟に注目してほしい」と呼びかける。 開催時間は10時~15時30分。入場無料。現地観覧希望者は、「南信州民俗芸能ナビ」のウェブサイトか、チラシに記載のQRコードから事前申し込みが必要。
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