水族館にあった「一夜干し」にビックリ! じぇじぇじぇな南部もぐりでした もぐらんぴあ水族館に聞く
「晴れている時は南部ダイバー一夜干しが見られます」。岩手県久慈市にある「もぐらんぴあ水族館」が投稿した写真が、SNS上で注目を集めています。投稿した担当者に話を聞きました。
南部もぐりとは
もぐらんぴあ水族館は、石油備蓄基地の作業坑を利用して造られた地下水族館です。 土・日・祝日には、「南部もぐり」の潜水と「北限の海女」の素潜りの実演があります。 「南部もぐり」は岩手北部に伝わるヘルメット式の潜水で、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」にも登場して有名になりました。 そんなもぐらんぴあ水族館のX(旧ツイッター)アカウントが先日、こんな投稿をしました。 「晴れている時は南部ダイバー一夜干しが見られます」 写っているのは南部もぐりのゴム製スーツ。 首元から足先にかけて物干し竿を差し込んであり、逆さにして干してあります。 この投稿に対して、「びっくりして二度見するやつだ」といったコメントが寄せられ、いいねは2000を超えています。
学芸員に聞きました
「干してあるのを見て、一夜干しのように見えたので投稿しました」 そう話すのは、展示課の学芸員・宇部匠海さんです。 普段は館内で乾かしているそうですが、夏場はカビ防止のために外に干しているとのこと。 スタッフの出入り口に干してあるのを見て、思わず撮影したそうです。 話題になったことについては、こう話します。 「『投稿を見て来ました』という来館者もいらっしゃいました。これを機に水産や文化に興味を持っていただけるとうれしいです」