昨年王者シナー撃破 ルブレフが4強入り、準決勝で錦織圭と対戦の可能性<男子テニス>
ナショナル・バンク・オープン
男子テニスのナショナル・バンク・オープン(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)は日本時間11日(現地10日)、シングルス準々決勝が行われ、第5シードのA・ルブレフが第1シードで昨年王者のJ・シナー(イタリア)を6-3, 1-6, 6-2のフルセットで破り、ベスト4進出を果たした。 【錦織 圭、ルブレフらナショナルバンクOP組合せ】 ルブレフは今大会、3回戦で世界ランク52位のB・ナカシマ(アメリカ)を破ってベスト8へ駒を進めた。一方、世界ランク1位のシナーは今大会昨年王者として参戦。3回戦では第15シードのA・タビロ(チリ)を下して8強入りした。また、両者はともにこの試合が10日に組まれたダブルヘッダー2試合目となる。 対戦成績5勝2敗、シナーの3連勝中で迎えたこの試合、ルブレフは第4ゲームで先にブレークし第1セットを先取した。第1セット終了後に雨天による悪天候のため約30分の中断を挟んだ。 第2セット、シナーが反撃。第4ゲームで3度目のブレークポイントをものにされこの試合初のブレークを許すと、第6ゲームでもブレークを奪われセットカウント1-1に追いつかれる。 ファイナルセット、右足に違和感を持つシナーに対し、ルブレフが攻勢。第2ゲームでブレークに成功すると、そのリードを最後まで守り切り1時間47分で勝利した。 ルブレフは準決勝で世界ランク46位のM・アルナルディ(イタリア)とプロテクトランキング(負傷などで長期離脱した選手の救済措置)で出場している同576位の錦織圭のどちらかと対戦する。