中村勘九郎、中村七之助 明治座十一月花形歌舞伎出演決定
歌舞伎俳優の中村勘九郎(42)、中村七之助(41)が27日、都内で「明治座十一月花形歌舞伎」(11月2日~26日)製作発表に出席した。 明治座歌舞伎は2011年以来、次世代を担う花形俳優たちが大役に挑む話題性や、歌舞伎になじみのない人々に分かりやすく、エンターテインメント性に富んだバラエティー豊かな演目を上演。中村家の明治座での公演は16年以来8年ぶり。20年は「明治座三月花形歌舞伎」を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大により全公演中止となった。勘九郎は「明治座に帰ってこられることを本当にうれしく思う。悔しさをお返しするいい機会」と意気込み、七之助は「出演できないという初めての経験で職業を変えないと思いました。明治座に戻ってこられて本当にうれしく思います。一生懸命努めます」と思いを明かした。 昼の部は「車引」や長谷川伸の傑作「一本刀土俵入」、華やかな女形舞踊の「藤娘」を。夜の部は義太夫狂言の名作「鎌倉三代記」や「お染の七役」を行う。