杏38歳「1日2万歩くらいは歩いてます」パリでの“がんばらない”日々
30歳を過ぎてから、休んで何もしない日も大事だなと
――いまは仕事だけでなく余暇も大事だと言われる時代になっています。杏さんはどう捉えていますか? 杏「20代はとにかくがむしゃらでした。振り返ると、もうちょっと自分の時間や余裕を持てれば良かったのかなと反省もします。でもあそこで頑張ったから今があるのも事実なので、何が正解かは分からないんですよね。 それにどうしても私はいろいろ詰め込んでしまう性分で、テトリスみたいに組んでいっちゃって、何もしないことができなかったりするんです。貧乏性で(笑)。でも30歳を過ぎてからは、休んで何もしない日も必要だな、大事だなと思ってます」
頑張らない部分があっても全然いい。私も人に頼って生きてます
――人生100年時代と言われますし、そのためにも余暇は大事ですね。 杏「そうですね。足腰が元気なうちにできることが変わって来ると思うので、今しかできないことを探しながら、これからもやっていきたいなと思います」 ――足腰を鍛えるために何かしていることはありますか? 杏「特にないです。ただ、パリにいるとよく歩くんです。1日2万歩くらいは歩いてます。ちゃんと運動も本当はしたほうがいいだろうなとは思うんですけどね。 あ、あと先ほどの休むじゃないですけど、“頑張らない”ってことも今は思ってますね。ほっといても頑張ることを求められる今の世の中だから。 それこそみなさんも、頑張らない部分があっても全然いいんだよと思います。私もいろんなことをひとりじゃできてませんし、人に頼りながら生きています」 <取材・文/望月ふみ スタイリスト/中井綾子(crêpe) ヘアメイク/犬木愛> (C) 2024「かくしごと」製作委員会 【望月ふみ】 70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi
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