センバツ交流試合 明豊、自慢の打撃発揮を あす県岐阜商と対戦 /大分
センバツ交流試合の大会第2日(11日)に県岐阜商(岐阜)と対戦する明豊。昨秋の九州大会では全4試合で43得点を挙げ、12年ぶりの優勝を飾った。公式戦でのチーム打率は3割9分。1試合平均得点(11・50点)はセンバツ交流試合に出場する32校中のトップだ。【河慧琳】 【真夏の熱闘】交流試合の写真特集はこちら 名実ともに県内屈指の強豪校だが、7月に開催された県独自大会では、準々決勝で佐伯鶴城にまさかの敗退。相手の左腕に自慢の打線がつながらず、完封された。 昨秋の公式戦での打率5割を誇る居谷匠真捕手(3年)は「打撃で注目されているチームなのに打てなかった。もっとバッティングの精度を上げなくてはいけない」と課題を見据える。先頭打者の狭間大暉選手(同)も「甘い球を打ち損じて、相手投手の思うままに投げられて自分たちが打たされていた」と声を落とした。 県独自大会で敗れた2日後から、明豊はセンバツ交流試合に向けて練習に取り組んだ。球威のある直球を捉えられるようバッティングで納得いくまで振り込んだ。打撃の要の布施心海選手(同)は「チャンスで絶対に打たないといけないプレッシャーはあるが、俺が打てばチームにも勢いがつく。でも準々決勝では相手の球に捉えられた」。 闘志に燃えるのは守備陣も同じだ。チームを率いる直球144キロが持ち味の左腕、若杉晟汰主将(同)は「県代表、九州代表として向かう以上恥ずかしい試合はできない。泥臭く、明豊らしい粘り強いプレーを見せたい」と気を引き締める。 明豊は7日、大分商と練習試合を実施。互いに主力が出場した1試合目で5―0で大分商を零封した。