王者・志朗「すきがあれば1Rから」、挑戦者の田丸辰も「はまれば1Rで終わる可能性も」【RISE】
RISEの年間最大のビッグイベント「RISE ELDORADO 2024」(3月17日、東京・東京体育館)の前日計量が3月16日、都内で開催された。 メインイベントで行われた「RISE世界バンタム級(-55kg)タイトルマッチ」で初防衛戦に臨む王者の志朗(BeWELLキックボクシングジム)、挑戦者の田丸辰(TRY HARD GYM)ともに54.95kgで規定体重をクリアした。 計量後に行われた会見で田丸は「RISEの一番大きい大会でメインイベントという役割を任されたことにありがたく思う。明日は楽しみ。圧倒的な差で勝って、メインイベントにふさわしい試合をしたい」「本当に、正直目指しているところはもっと本物の外国人だったり、日本だけではなく、海外の格闘技の好きな人にも認められたいという気持ちがあるので、ここで背比べをしても意味がないと思っている。圧倒的な差を見せて勝たないとこの試合を受けた意味がないと思っている」などと勝利への自信を口にした。 志朗は「明日は世界戦なので、55kgの世界最強の動きを、強さを見せたい」「今回は攻め方というかパターンが固まるのが結構早かった。自分の中で久々というか新しい感覚で試合が楽しみという思いがすごくある。1Rからいろいろな動きを見せられると思うので、1Rから楽しみにしていてください」と防衛に向けての自信を見せた。 今回はタイトル戦ということで5Rで行われるのだが勝利のポイントとして田丸は「1R目じゃないですか。お互いの作戦が1Rで分かってくると思うので大事になると思う」、志朗は「1~5RまですきがあればKOを狙っていけるような技は3~4個練習してきたので、1秒たりとも見逃さないでほしい」とはそれぞれの見立て。 また田丸は「5Rと3Rで戦い方は全然違うが、僕も5Rは5回目。正直、3Rも5Rも変わらないと思っている。KOはなかなか狙ってできるものではない。KOできるパターンは考えているが、それがはまれば1Rで終わる可能性もあるし、逆に向こうの考えている技が1Rではまれば僕が倒れている可能性もあると思うし。それを含めて世界レベルの試合がしたい」とも語った。