青学大の宇田川瞬矢は1500メートル2位 2連覇は逃すも「ライバルができた。ちょっとうれしい」…関東インカレ
◆陸上 関東学生対校選手権 第2日(10日、東京・国立競技場) 男子2部1500メートル決勝で、今年1月の第100回箱根駅伝で青学大の10区として優勝のゴールテープを切った宇田川瞬矢(3年)が3分53秒41で2位だった。1学年下の立大・青木龍翔(2年)に競り負け「悔しい気持ちもありましたが、ちょっとうれしかった。スピードに関しては自分が最強だと思ってやってきましたが、やっとライバルができたというか、モチベーションが維持できるような目標ができた。次は大きく勝てるように頑張っていきたい」と爽やかに笑った。 左膝を痛めていた影響で箱根駅伝後、1500メートルの調整はできていなかった。それでも2位と健闘したが2連覇は逃し「1位ではないので。価値があるものではないかな」と宇田川。今後は「5000メートルでもっと良いタイムを出していかないといけない。1500メートル単体ではなく、つなげていって、前季で5000メートル13分30秒台は出したい」と目標を定めた。 関東学生対校は1919年に第1回が行われ、今年が第103回。1920年に始まり、今年1月に第100回大会が行われた箱根駅伝より歴史は長い。例年5月に開催され、各種目1位8点、2位7点…8位1点が与えられ、対校戦で総得点を競う。男子は16校の1部、それ以外の2部、大学院生の3部に分けられる。1部の15、16位と2部の1、2位が翌年に入れ替わる。1部と2部は短距離などを含めた総合力で決まるため、青学大、駒大、国学院大など長距離をメインに強化している大学は2部に属している。女子はすべての学部生が1部、大学院生が2部で争い、入れ替えはない。
報知新聞社