県1部勢対決は野辺地西が4-1で八戸西に快勝
ベスト8が出揃った、令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)青森予選。6月1日(土)、みちぎんドリームスタジアムでは準々決勝の2試合が行われた。 【フォトギャラリー】八戸西 vs 野辺地西 11時キックオフの第1試合では、ともに高円宮杯U-18青森県1部リーグ所属の2チームが激突。 今大会、ここまで2試合連続無失点で勝ち上がってきた野辺地西。一方、八戸西は前日行われた3回戦で八戸工大一に先制されながらも、後半逆転して準々決勝に駒を進めてきた。 立ち上がりから優勢に試合を進める野辺地西は、24分にFW10堀田一希のゴールで先制すると、30分にはMF8阿部莞太が追加点。2-0で折り返すと、後半開始早々の36分にはMF高坂碧、さらに42分にはMF9千葉日向が追加点を挙げ、4-0と点差を広げる。 しかし八戸西もこのままでは終わらなかった。試合終了が迫る70+2分、一矢報いたのは途中出場の2年生MF17清水遥平。結果は4-1で野辺地西が勝利したが、八戸西は今大会で完封勝利を続けていた野辺地西から初めてゴールを奪った。 八戸西のMF10藤ケ森悠成キャプテンは、試合を振り返り「野辺地西さんは強豪なので、自分たちはチャレンジャーとして挑みましたが、個々の技術というか馬力が全然違っていて、終始圧倒されていました」と力の差を認めながらも、「自分たちは、前半は前に蹴っていましたが、後半は繋いで、自分たちのやりたいことがしっかりとできて、最後に1点取ることができました」と話し、確かな手応えも感じている様子だった。 県1部リーグで対戦した際には0-6の大敗を喫するも、「リーグ戦では前半にキーパーが退場になってしまい、10人で戦ったため防戦一方でしたが、今回はしっかり真っ向勝負で戦えて、得点も取れたので良かったです」。そして「負けましたが、とても楽しい試合ができました」と、キャプテンは晴れやかな笑顔を見せた。 この試合に勝利した八戸学院野辺地西は、6月2日13時よりカクヒログループアスレチックスタジアムにて、系列校である八戸学院光星との準決勝を戦う。 (文・写真=AOMORI GOAL)