流通経済大柏が準決勝進出！[写真]=佐藤博之

　第103回全国高校サッカー選手権大会の準々決勝が4日に行われ、流通経済大柏（千葉）と上田西（長野）が対戦した。 【ゴール動画】流経大柏、前半だけで衝撃6ゴール！ 　“プレミアリーグ王者”大津（熊本）との激闘を制して勝ち上がった流通経済大柏が、強豪校の矢板中央（栃木）を下した上田西とベスト8で激突。流通経済大柏は5分、ゴール前に押し込み立て続けのシュートチャンスを迎えたものの、上田西の“黄色い壁”やポストに嫌われて先制点には至らず。 　試合の均衡が破れたのは13分、流通経済大柏が先手を取る。スルーパスに抜け出した山野春太が、相手GKとの駆け引きを制し、ペナルティエリア左からゴール右下へと流し込んだ。さらに17分、流通経済大柏がリードを広げる。味方がゴール前へ浮き球を送ると、上田西の守備陣は処理に失敗。ルーズボールを拾った和田哲平が冷静に押し込んだ。 　その後もポスト連撃など上田西のゴールを脅かし続ける流通経済大柏は、28分に3点目を獲得する。ドリブルで運んだ柚木創が左の亀田歩夢に展開。カターレ富山加入が内定している亀田は右足でコントロールショットを放ち、ゴール右へ沈めた。 　前半終盤には左からのクロスを粕谷悠が頭で折り返し、ゴール前の山野が詰めて流通経済大柏が4点目を奪う。さらに40分、流通経済大柏が5点目を奪取する。浮き球に反応した松本果成のフリックから和田が抜け出し、相手GKとの一対一を制した。 　さらに前半終了間際、亀田が強烈なミドルシュートを突き刺し、流通経済大柏が大量6点リードで折り返す。 　流通経済大柏は70分、渡邊和之の右コーナーキックに奈須琉世が頭で合わせて7点目を奪う。さらに74分、柚木のPK成功で流通経済大柏が8点リードとする。 　試合はこのまま終了し、大勝した流通経済大柏が2014年以来となるベスト4進出を決めた。準決勝は11日に行われ、東海大相模（神奈川）と対戦する。 【スコア】 流通経済大柏　8－0　上田西 【得点者】 1－0　13分　山野春太（流通経済大柏） 2－0　17分　和田哲平（流通経済大柏） 3－0　28分　亀田歩夢（流通経済大柏） 4－0　37分　山野春太（流通経済大柏） 5－0　40分　和田哲平（流通経済大柏） 6－0　40＋2分　亀田歩夢（流通経済大柏） 7－0　70分　奈須琉世（流通経済大柏） 8－0　74分　柚木創（流通経済大柏）