苦戦続く47歳競輪選手、愛弟子の卒業記念レースVを見届け発奮「師匠も頑張らないと」
川崎競輪場のミッドナイト競輪「ウィンチケミッドナイト競輪(F2)」は7日、最終日を迎える。7RのA級特選に出場する山信田学(47歳・埼玉=83期)に話を聞いた。 6日に行われた125回生の卒業記念レースは埼玉の森田一郎が優勝。森田の師匠である山信田学は川崎競輪に参加中で「宿舎のスピードチャンネルで見ていましたよ」とテレビで愛弟子の活躍を見届けた。 「おもしろいコース取りをしていましたよね(笑)。でもあれができるのは脚に余裕があるから。それに勝負強さもある。卒記は人生で一度きりだし(優勝できて)よかった。(養成所から)帰ってきたら(兄弟子の森田優弥や山口多聞など)刺激し合える仲間がたくさんいるし、みんなでどんどん成長していってもらえると嬉しいです」とエールを送った。 だが師匠の方は近況、準決が壁になっており「感じも…」と苦戦が続いている。初日は古屋琢晶のカマシにちぎれ、「2日目はハンドルをこの前1着取った時の物に戻しました。(初日は)欲張って違うのを試してみたんですがダメだったので(苦笑)」と修正を図ったが、再び古屋に離れてしまい今回も決勝進出を逃してしまった。 復調が待たれるが「弟子が頑張っているし師匠も頑張らないとですね」と気持ちは切らしていない。最終日こそ名伯楽が意地を見せる。(netkeirin特派員)