育休取れるのか…校長に相談したら「担任の替わりいない」 20代の教員の嘆き 1日13時間勤務もある仕事、誇りあっても家庭との両立は不安しか…
中教審は、教育施策の基本的な方向性などを議論する文部科学大臣の諮問機関。小中学校、高校の教育振興などがテーマの初等中等教育分科会や、高等教育の在り方を議論する大学分科会などを常設し、必要に応じてその下に部会を設けている。 今回の議論は、23年5月に文科相が質の高い教員の確保に向けて諮問したことを受け、初等中等教育分科会に特別部会を設置して開始。学校の指導・運営体制や教員の処遇改善などについて計14回にわたって議論を重ね、24年8月に答申した。
財源確保が焦点
これを受けて文科省が提出した25年度予算の概算要求は、教員の処遇改善に力点を置き、教職調整額を13%へと拡大することを目玉とした。小学3、4年への教科担任制拡充による人員増や、学級担任と管理職の手当増額も要求した。ただ、関連予算の膨張に対し、財務省との折衝が難航することが予想されている。