メジャー“負けなし”5連勝の今永昇太投手活躍の秘密は大谷翔平選手と同じ「睡眠」 にあり!そのこだわりとは?
今、メジャーでの活躍が注目されているのが、今シーズンからシカゴ・カブスでプレーしている今永昇太投手(30)。 2024年5月、今季はここまで8試合に登板して5勝0敗。 防御率においては0.96と、メジャー30球団の中で唯一の0点台です。移籍1年目にして、年間の最優秀投手に贈られるサイ・ヤング賞の有力候補とも呼ばれています。 【写真12枚】メジャー“負けなし”今永昇太投手 活躍の秘密は「睡眠」の写真を見る そんな今永投手の活躍の裏には、我々にも欠かせない“あること”へのこだわりがありました。
今永投手 好調の理由は?
今永投手の今シーズンのスゴさについて、めざまし8のスタジオでは野球解説者の里崎智也さんに解説していただきました。 ――今永投手はメジャーのボールにも順応しているということですね。 野球解説者 里崎智也氏: WBCの時は「順応に時間がかかった」と言っていましたけど、しっかり期間もあってトレーニングすればここまで順応できるというのは、今永投手の素晴らしさだと思いますね。 MLB公式サイトでは今永投手を「ライジングボールの精鋭」と表し、「今永のストレートの平均球速は約148kmでMLB下位25%内だが、今季最も価値の高い球だ」と評価しています。 球は速くないのに打てないライジングボール。いったい、どんな球なのでしょうか? 里崎さんにスタジオで実演しながら解説していただきました。 野球解説者 里崎智也氏: 通常のメジャーの平均的な投球は、回転数がそんなに多くないのでバッターの手元で球速が若干落ちます。落ちることによってバッターは捉えやすいんですね。 野球解説者 里崎智也氏: 今永投手の場合は、球速は速くないんですけど、(ボールが)浮き上がる回転数が多いことによって球速が落ちにくいんです。それによって、平均的にメジャーはボール2個分くらいストレートで落ちると言われているところが、ボール1個分くらいしか落ちないんです。球速も速く感じて、バッターは捉えられなくてバットの上を(ボールが)通過するっていう。今永投手の球は、メジャーの平均値より100回転多いんです。この100回転が(球速が)148kmでも160kmくらいのピッチャーと同じような球質を生むところが大きいです。