大島・塗木監督「奄美のみなさんへの感謝でいっぱい」 センバツ
第94回選抜高校野球大会は第5日の23日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で1回戦があり、8年ぶり2回目出場の大島(鹿児島)は明秀日立(茨城)に0―8で敗れた。大島のある奄美大島から駆けつけた応援団はアルプス席を緑一色に染め、最後まで奮闘した選手たちに大きな拍手を送った。初の一般選考でセンバツに導いた塗木哲哉監督のコメントは次の通り。 【大島vs明秀日立 熱戦を写真で】 ◇「もう一回、甲子園に来る」 (先発の)大野は序盤は高めに(球が)浮いていたが、後半は低めに投げられた。自分たちの野球が奄美大島のみなさんにこんなに喜んでもらえると感じられたのは、選手の人としての成長面ですごく良かったと思う。 (外野手が飛球に対応できない場面があり)甲子園練習がなく、慣れていないという結果になった。大野はそれを気にせずに、しっかりバッターに向かって投げた。 甲子園のベスト8を目指したが、まだ厳しかった。大野はちょっと高めに浮けば外野に持っていかれると分かったと思う。きちっとアウトコース低めに投げられるようにすれば、夏も十分戦える。逆に打撃は、浮いた球を外野に強い打球に持っていけるように練習しないといけない。大きな舞台で平常心でやれるかどうかという対応力も課題になる。 (奄美大島からの応援でアルプス席は緑一色になり)感謝の気持ちでいっぱい。もう一回、甲子園に来て、奄美のみなさんに喜んでもらえるように頑張りたい。 ◇全31試合をライブ中継 公式サイト「センバツLIVE!」(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2022)では大会期間中、全31試合を動画中継します。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/hsb_spring/)でも展開します。