小池都知事が記者会見7月3日(全文1)感染防止徹底宣言ステッカーを目印に
従業員へPCR検査を強く勧めて
それから併せまして、接待を伴う飲食店の経営者の皆さまでございますが、従業員の方々に対してPCR検査を受けるように強くお勧めいただきたいと存じます。このところ新宿で集団検査を受けられるケース、これは特にホストクラブなどの経営者の皆さんが理解をされて、ホストの皆さんにどんどんと積極的に検査を受けられるということなどによって、感染者、陽性者も増えていることも事実ではありますけれども、それによってお店の従業員の方々がかかっているのか、かかってないのか明らかにすることが経営者としての責任という観点からもご協力をいただいているところでございますし、また数日前には大曲先生、国立感染症研究センターの先生ですが、あそこにPCRセンターがありますが、なんと140人もどわっと列が続いて、皆さん検査を受けられたということであります。 そういう中から、今、検査を受けるということがかなり積極的に行われているということもあって、この陽性者の数がここのところ非常に高くなっている。これはプラスの部分と、それから追いきれてない部分は、また陽性者の数によってまだ調査中っていうのが続く。ここをどうやって把握していくかによって不安度が違ってくる。市中感染度が違ってくるということかと思います。いずれにしましてもあらためて都民の皆さま方には基本に戻っていただいて、手洗いの徹底、マスクの着用、3つの密を避けた行動など、新しい日常を実践していただきたい。そして自らを守って感染しない、感染させない、そのような行動を取るように強くお願いを申し上げます。
20代、30代が陽性者の7割
それからこのあと伺います豊島区でありますけれども、今回、新規感染の増加傾向がこれまで新宿エリアであったのが池袋エリアでも見られるということから、豊島区がこのあと緊急繁華街新型コロナウイルス感染防止大会を開催されるということでございまして、そこには区内の商店街の組合の方、豊島区所管警察、そして私も参加することといたしております。接待を伴う飲食店などで感染が拡大をしているということから、非常に積極的に大会をみんなで開こうと、感染防止に向けた取り組みをみんなでやっていこうというような流れになっておりまして、ある意味地域全体、地域を挙げて対応していこうという、このような流れでございます。 私も池袋は大変ゆかりのある地でございまして、お店の方々、いろいろ苦労されている。そして人々が集う、そのような池袋があらためて安全で、そして楽しくておいしいというところにぜひこの大会などを通じて持っていっていただきたいと、このように思っております。また、東京都の方針もその場でお伝えすることになろうかと思います。 さらに、この豊島区の区長は高野区長とおっしゃいますけれども、今度は、先だっては新宿区長と一緒に西村担当大臣とお会いしまして、いろいろ意見交換をいたしました。今度はあすになりますが、西村経済担当大臣と今度は池袋の情勢など、池袋の取り組み、池袋エリアの取り組みについて意見交換を行う予定といたしておりまして、国、都、そして区、それぞれ連携しながら対策を進めてまいりたいと思います。 ウィズコロナの時代でございますので感染拡大の防止、そして経済社会活動の両立に向けまして、都として万全を期してまいりたい。そしてまた都民、事業者の皆さまの引き続きのご協力をよろしくお願い申し上げたいと存じます。 ちなみに現時点で分かっている数字が124名の陽性者でありますが、まだ確定の数字ではございません。新宿の保健所関係で50、それから池袋が7、そして124のうちだいたいのところで同じ傾向ですね、20代、30代が陽性者の7割を占めるということでございまして、これはこのところの1つの大きな傾向、流れかと存じます。