三島村・硫黄島で4年ぶり噴火、噴煙1000メートルまで上がる 鹿児島
1日午前11時28分、鹿児島県三島村硫黄島で小規模な噴火が起き、噴煙の高さが1000メートルに上った。福岡管区気象台は、火口からおおむね半径500メートルで大きな噴石に警戒を呼びかけている。噴火は2020年10月以来で噴火警戒レベルは2(火口周辺規制)を継続した。 【写真】(関連)硫黄島など三島村の島の位置を地図で確認する
噴火による大きな噴石や空振は観測されておらず、けが人や家屋被害の報告はない。同気象台によると、火山性地震は少ない状態が続いており、噴火の前後で増減はない。「火山性微動や地殻変動など活動が活発化しないか注視する」としている。 硫黄島は19年11月、6年ぶりに噴火して気象台が警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2に引き上げた。今回を含め、13年以降で4回噴火している。
南日本新聞 | 鹿児島