民主主義サミットで結束誇示 岸田氏、偽情報対策訴え
【ソウル共同】民主主義の価値観を共有する国や地域が連携強化を図る韓国政府主催の民主主義サミットは最終日の20日、首脳級会合をオンライン形式で開いた。中国が台湾への圧力を強め、ロシアによるウクライナ侵攻が続く中、結束を誇示したい考えだ。日本からは岸田文雄首相が参加し、社会の分断を招く偽情報の対策が重要だと訴えた。 サミットを主導してきたバイデン米大統領は開会式で「言論の自由を守り、不正を一掃し、公正な選挙を保障するために協力しよう」と呼びかけた。 岸田氏は「偽情報の拡散は各国共通の課題で、国際的な連携が必要だ」と話した。