「絶対負けられない」福岡高vs修猷館高 73年間続くラグビー部「伝統の定期戦」 OB戦も熱く
福岡高校と修猷館高校のラグビー部が特別な思いを胸にグラウンドに立つ「定期戦」は、1951年から73年間続く「伝統の一戦」。よきライバルとして切磋琢磨してきた友情の証である、伝統校同士の大勝負を追いました。 【写真で見る】福岡高vs修猷館高 73年間続くラグビー部「伝統の定期戦」 ■異様な熱気…福高VS修猷館 福岡高ラグビー部大場謙伸主将「昔から伝統的に行われている試合。年に1回なので、絶対に勝たなきゃいけないというのがあって」 修猷館高ラグビー部山口修明主将「今まで勝ったり負けたり…本当にライバルのような関係です」 福岡高ラグビー部原雅宜監督「対修猷館の試合となると、思いがプレーに乗っていくというか」 この日は両校の応援団も駆けつけ、異様な熱気に包まれます。 福岡高OB「修猷館はライバルですね、絶対倒せ」 修猷館高OB「絶対負けられない試合」 現役もOBもこの日だけは負けるわけにはいかない、プライドをかけた一戦。その理由は、両校ラグビー部の創立の歴史にありました。 ■「創部100年」福高ラグビー部7か月後には修猷館も 4月、福岡高校対修猷館高校のラグビー定期戦が福岡市内のグラウンドで行われました。これまで、全国高校大会への出場は、福岡高校が37回、修猷館高校が8回。しかし、両チーム合わせて、全国大会出場は14年前の2010年に遡ります。福岡高校の福岡堅樹選手が逆転トライを決め、大活躍した年です。 福岡高OB「よーし、よーし、2番いいねえ」 両陣営の観客席には、多くのOBの姿が見られます。 修猷館高OB「勝つに越したことはないです」「絶対に負けられない試合」 福岡高OB「修猷館はライバルですね、絶対倒せっていう(相手)」「がんばれ福高!それしかないね」 福高ラグビー部は、2024年が創部100年の節目。修猷館高ラグビー部はその7か月後に創部。両チームは福岡の学生ラグビーの草創期に誕生し、長きにわたってしのぎを削ってきました。 当時、新聞でも両校は「群を抜く強み、中等部の双璧」と紹介されるほど、県民に支持された地元ラグビーチーム。そして、両校の「定期戦」にはある歴史が! 福岡高11回生「昔は『定期戦』は、1月15日に、関東の大学優勝チームが福岡に来て、オール九州チームと関東の大学のチームが対戦していた」「その前座試合で福高と修猷館が試合をしていた」