深田竜生“凌”から「つき合ってみる?」と誘われるが、“ある理由”で断る吉田美月喜“千花”が切な過ぎる<マイスト>
深田竜生(少年忍者)、矢花黎(7 MEN 侍)、田鍋梨々花、吉田美月喜がクワトロ主演を務めるドラマシャワー「マイストロベリーフィルム」(毎週木曜深夜1:29-1:59ほか、MBSほか)の第7話が3月28日に放送された。凌(深田)から「俺たち、つき合ってみる?」と言われるが、ある理由から「嬉しいけど、無理だよ、そんなの」と断る千花(吉田)の気持ちを思うと、切なくて胸がギュッと苦しくなった。(以下、作品のネタバレを含みます) 【写真】公園で2人だけの世界に浸る深田竜生“凌”&矢花黎“光” ■「マイストロベリーフィルム」とは 同作は、フィルムを通じて交錯する4人の高校生の思いを描く青春ドラマ。端正な容姿で注目を集めているが目立つことは苦手、音楽作りが趣味の市川凌役を深田、コミュニケーション力は高いが調子に乗りやすく、夢中になれるものが無いことが悩みの遠山光役を矢花、フィルムの美少女・村崎美波役を田鍋、バトミントン部所属で活発な性格の、古道具に詳しい中村千花役を吉田が演じる。 さらに凌、光、千花が通う高校の教師・松岡役に小島聖が配役され、厳格な雰囲気の中にどこか寂しさを覚える佇まいで、青春できらめく高校生たちの世界にスパイスを加える。 オープニング主題歌は、クボタカイがドラマのキーアイテムである8mmフィルムから着想を得て書き下ろした新曲「フラッシュバックメモリーズ」。ドラマの登場人物の揺れ動く感情に寄り添った優しいメロディーと歌詞で作品を彩る。 エンディング主題歌は、「JAPANESE TAKUROKU INDIE POP」をコンセプトに活動するユニット・Quwが歌う「Cropping」。楽曲名の「Cropping」は和訳すると「切り取り(トリミング)」という意味があり、美しい情景や喜怒哀楽といった生活の中の一瞬を切り取って忘れたくない、といった意味が込められている。 ■屋上にひとりでいる凌に千花が話しかける 高校二年生の凌、光、千花は秘めた感情を抱えながら、一見平穏な高校生活を送っている。ある日、光と千花は校内の古びた倉庫で8mmフィルムを見つける。映写機に映し出された美しい少女に魅了された光は、凌と千花を巻き込んで校内で聞き込みを始める。そんな中、凌、光、千花の前にフィルムの少女・美波が転校生として現れる。 一方、凌に思いを寄せる千花だったが、凌からふられてしまう。どこかぎこちない凌に千花は友だちのままに戻ろうと言い、凌も受け入れるのだった。 凌が屋上にひとりでいるところに千花がやってくる。千花が「なんかあった? 光と」と尋ねると「別になんもないよ」と凌はそっけなく答える。 ■知花「だって、凌が私のこと好きになれるわけないじゃん」 凌は千花に「俺たち、つき合ってみる?」と聞く。千花が驚いて凌の顔をまじまじと見つめて「え?」と聞き返すと、「千花なら好きになれると思う」と答える凌。 「嬉しい…でも、無理じゃない。めっちゃ嬉しいけど、無理だよ、そんなの。だって、凌が私のこと好きになれるわけないじゃん」と千花は否定する。「…そんなこと」と凌は反論しようとするが、千花は遮って「なれないよ!だって好きなんでしょ、光のこと!」と言って凌を見つめる。凌は何も答えず、千花は「ずっと好きだったんだから、ずっと見てきたんだから、わかってるよ、それぐらい」と続けて泣いてしまう。耐えきれずにしゃくりあげながら千花は立ち去り、残された凌はどうすることもできずにうつむいてしまうのだった。 光への気持ちを抱えきれずにいる凌も切ないが、千花のことを思うと凌の言動が残酷に思えて、胸がギュッと苦しくなった。 ◆構成・文=牧島史佳