12月から約3ヶ月「エアコン」をつけっぱなしです。やはり機械の寿命は短くなりますか? 電気代も不安なのですが、いくらになるでしょうか…?
エアコンは寒い季節を快適に過ごすために欠かせない家電といえます。12月頃からの寒さがつらくて、なかには「長期間エアコンの暖房をつけっぱなし」という人もいるのではないでしょうか。ただ、こうした場合エアコンへの負担や電気代が気になるものです。 そこで、本記事では一例として3ヶ月間エアコンで暖房をつけっぱなしにした場合の電気代や、エアコンに負担をかけないポイント、電気代を節約するコツについて紹介します。 ▼エアコンを「10時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 電気代を抑える方法も紹介
3ヶ月間暖房をつけっぱなしにした場合の電気代は?
エアコンの暖房を24時間稼働させ、その状態を3ヶ月間続けた場合の電気代はいくらになるのでしょうか。エアコンの電気代は「1時間あたりの消費電力(kW)×使用時間(時間)×料金単価(円/kWh)」で算出できます。「公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会」によると、電力料金の目安単価は税込みで「31円/kWh(令和4年7月22日改定)」です。 仮にエアコンの消費電力を600W(0.6kWh)とし、前述の電力単価「31円(kWh)をもとに計算すると、1時間あたりの電気代は「0.6(kWh)×31(円/kWh)=18.6円」となります。したがって、このケースで24時間暖房をつけっぱなしにした場合の電気代は、約446.4円です。 さらに、エアコンの暖房つけっぱなしを3ヶ月間(90日)続けた場合、約4万176円の電気代がかかる計算になります。なお、電気料金は地域差があり、上記の計算とは異なる場合があります。また、使用するエアコンや部屋の広さなどによっても電気代は変わってくるため、あくまでも1つの目安として考えましょう。
エアコンに負担をかけないポイント
エアコンを連続使用すると壊れないかと心配になる人もいるでしょう。そこで、ここでは空調機、化学製品の大手メーカーとして知られる「ダイキン工業株式会社」の回答をもとに、エアコンの負担について解説します。 ・エアコンの連続使用で負担はかかる? ダイキン工業株式会社の見解によると、エアコンを連続運転しても安全上の問題はないとしています。ただし、長時間の連続使用によって製品の使用期間は縮まる可能性があると示しています。基本的には1回の運転が長くなることが直接の原因となり、故障するリスクはないということです。 しかし、総運転時間が長くなることによって、圧縮機やファンモーターといった部品の劣化が早まる可能性を指摘しています。 ・エアコンの負担を減らすには? エアコンの負担を減らすには、こまめに掃除を行うことがポイントとなります。稼働時間が長くなると、それだけエアフィルターにほこりがたまりやすくなります。ホコリがついたまま運転を続けると故障の原因となるため、定期的に掃除をすることが大切です。