あと一歩届かなかったタイトルから3年 イングランド代表指揮官サウスゲイトはEURO初制覇へ 「私はおとぎ話は信じないが、夢は信じている」
スペインと激突
3年前のEURO2020では決勝戦でイタリア代表にPK戦の末に敗北を喫したイングランド代表だが、再びこの舞台に帰ってきた。 [動画]スペインか、はたまたイングランドか 欧州王者を決めるEURO決勝戦が間も無くキックオフ 前回大会以上にスター選手を擁するイングランドは今回のEUROの優勝候補として挑んだが、ここまでのパフォーマンスには批判の声も多く上がっていた。そんな中でも決勝までコマを進めたイングランド。批判を乗り越えたチームは優勝まであと1勝だ。 対戦相手は今大会最も高い完成度を誇るスペイン代表。クロアチア、イタリア、ドイツ、フランスと優勝候補をことごとく破ってここまで勝ち上がってきた。間違いなく今大会最強の相手に挑むイングランドだが、指揮官のガレス・サウスゲイト監督は意気込みを語った。 「私はおとぎ話は信じないが、夢は信じている。我々は大きな夢を抱き、その重要性を感じてきたが、それを実現させなければいけない。これまでの快進撃や、試合終了間際のゴールやペナルティのことを意味しているわけではない。我々は明日勝利し、成し遂げなければならない。素敵な物語になるだろうし、それは我々の手中にあるが、パフォーマンスこそが最も重要だ」(英『BBC』より) EURO初制覇に向けて覚悟を示したサウスゲイト監督はさらに選手たちには恐れず試合に臨んでほしいと語った。 「スペイン戦について、何が起こるのか全く不安はない。なぜなら、私はすべてを経験してきたからだ。選手たちには恐れ知らずの精神を感じてもらいたい。何が起きても、私たちはグループとしてとても強いので、彼らには最高の自分であってほしい」 イングランドには3年前の敗北を経験した選手も多く、この一戦にかける思いも強いだろう。この一戦に並々ならぬ思いで挑むイングランドは今回こそEURO王者に輝けるのか。
構成/ザ・ワールド編集部