【年収5%アップ】スキルの有無で年収に差がつく!?「リスキリング」って一体何?
「リスキリング」は、一時マスコミでも大きく取り上げられ、リスキリングを検討している人もいるでしょう。 リスキリングは、自身の知識を増やし仕事の幅を広げるだけでなく、収入アップも期待できます。実際にリスキリングをして転職した人と、転職しなかった人とでは年収に差が生まれる可能性があります。 そこで今回は、リスキリング後に転職するとどれくらい年収アップできるのかや、リスキリングで受けられる補助などについてご紹介します。
リスキリングとは
リスキリングとは、大人の学び直しです。経済産業省によると次のように定義されています。 「新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する/させること」 また、似た言葉に「リカレント教育」があります。 どちらも、キャリアアップや仕事に関するスキルの習得という点では同じです。しかし、リカレント教育が個人が主体的に学ぶことを意味しているのに対し、リスキリングはおもに企業が従業員に対し指示して行うことを意味しています。 とはいえ、近年は個人で学び直しをする人も多く、経済産業省が行っている「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」では、キャリア相談や転職支援など、個人に対するリスキリング支援も行われています。
リスキリング後に転職すると年収が5%上がる!?
リスキリングにはさまざまなメリットがありますが、大きなメリットとして収入アップが挙げられます。 内閣府の「令和5年度年次経済財政報告(経済財政政策担当大臣報告)―動き始めた物価と賃金―」でも、正規雇用者が自発的に転職した場合、リスキリングを行ったほうが賃金アップする確率が高いとしています。 また、環境改善目的で転職した人のうち転職前にリスキリングを行った人は、転職しない場合と比べおよそ5%賃金が上昇していることも推計されています。 これは、元々年収が500万円だとすると、転職後は25万円アップして年収525万円になる計算です。