アンドレアシュ・シュタルケ騎手（2020年2月撮影）

　ドイツダービー（G1、芝2400メートル、7日＝ハンブルク）の出走馬と枠順が4日、確定した。20頭立てで、ディープインパクト系サクソンウォリアー産駒のボルナ（牡3、M・クルーク）は4番枠に決まった。 　ボルナは5月にローマで行われたG2イタリアダービーを快勝しており、2カ国ダービー制覇が期待される。前走から引き続き鞍上を務めるアンドレアシュ・シュタルケ騎手は短期免許で来日し、日本のファンにもおなじみのジョッキー。デインドリームで凱旋門賞を制している名手で、独ダービーはこれまでに最多タイの8勝を挙げている。管理するクルーク師も14年シーザムーンなど独ダービー3勝の実績がある。 　これまでにディープインパクト産駒は英国、アイルランド（ともにオーギュストロダン）、フランス（スタディオブマン）のダービーを制覇。今年は「父の父がディープインパクト」のボルナが伝統の第141回イタリアダービーを制した。ディープインパクトの血は今年で第155回とされる歴史あるドイツダービーも制するのか、注目したい（※ディープインパクトの母ウインドインハーヘアはドイツのG1アラルポカルを制している）。