国重文「縄文くらら」PR 野辺地中美術部員、青森市でオリジナルグッズ販売
野辺地町で出土した国重要文化財の板状立脚土偶(愛称・縄文くらら)を周知しようと、町立野辺地中美術部が11月30日、青森市の三内丸山遺跡センターでPR活動を行った。本年度製作したテーブルクロスやのぼり、バックパネルを活用し、オリジナルグッズを販売。町や縄文くららをアピールした。 2019年度から実施している町教委の事業。イラストレーターのトヨカワチエさん(青森市)とコラボし、同年にPRキャラクターが誕生。これまでは、キャラクターをあしらったクリアファイルやトートバッグなどを作ってきた。 テーブルクロスなどのPR用品は、活動の際にブースを目立たせる装飾がもの足りない―と3年生が考案。部員全員でアイデア出しからデザイン、製作まで行った。野辺地中のジャージーや町の特産品などを身につけたキャラクターが並ぶ。 この日は2年生の部員8人が活動。「野辺地町から来ました」などと声を掛けながら来場者にチラシやポストカードを配った。 部長の2年向井華音さん(14)は「のぼりは目を引くので活動しやすい。活動を知ってもらえてうれしい」と充実した表情だった。
デーリー東北新聞社