花譜「姿を出さずに自分のペースで活動できる形態として…」バーチャルアーティストになった経緯を語る
山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」(毎週月曜~木曜13:00~14:55)。6月4日(火)の放送では、バーチャルアーティストの花譜(かふ)さんがリモートで出演。バーチャルアーティストとしての自身が生まれたきっかけや、新たな活動について話しました。
◆「花譜」はどうやって生まれた?
今週はラジオ局の垣根を越えてお送りする「ラジオフレンズWEEK」。この日はInterFM「ぱんぱかカフぃR(花咲編)」(毎週水曜23:00~23:30)のパーソナリティをつとめる花譜さんをゲストに迎えてお届けしました。 まずはれなちが、2018年(当時14歳)にデビューし、現在も大学に通いながら活動している花譜さんに、バーチャルアーティストになった経緯を尋ねると、花譜さんは「当時は学生で地方に住んでいたのもあって、姿を出さずに自分のペースで活動できる形態として、今のプロデューサーさんに勧められたのがきっかけでした」と話します。 また今年1月に開催し、約1万人の観客を魅了したライブ「神椿代々木決戦二〇二四 DAY2 花譜 4th ONE-MAN LIVE『怪歌』」を振り返り、「コロナ禍が落ち着いてから、ようやく声出しが解禁されたライブで。現地にいて、お客さんの熱量や想いが、より切実に伝わってきたのが印象的でした」としみじみ語ります。
◆新たな活動は「自分の思いの出口」
そんな花譜さんは新作E.P.『GSA』を5月22日(水)にリリース。そのリード曲「ゲシュタルト」では、新しい歌い方にも挑戦したそうで「(曲中に)ガラッと曲調が変わる部分があるんですけど、そこの声の息の出し方はすごく考えました」と力を込めます。そして、実際に同曲がオンエアされると、番組リスナーから「歌っているときは別人のよう」と、トークパートでのおっとりしたしゃべり方とは違う力強い歌声に驚きの声が届きます。 また先日、花譜の活動と並行して、自身の姿をLEDに投影したバーチャルシンガーソングライター・廻花(かいか)としても活動していくことが発表されました。花譜では、クリエイターと楽曲をつくってきたのに対し、廻花では自身が作詞・作曲した楽曲を歌っていくとのことです。 この新たな活動について、花譜さんは「バーチャルな存在の花譜は、その姿を誰かが生み出してくれないと自分になれないといいますか、いろいろな人の労力・能力の集合体が花譜だから、個人的な思いを花譜としてそのまま口に出すのをためらってしまう瞬間があって。その出口をつくっていただいたのが廻花だと思っています」と語ります。 そして最後に、「(私の)個人的な話に、聴いてくれる方の個人的な思いがのるような曲が作れたらいいなと思います」と意欲を見せていました。 (TOKYO FM「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。」2024年6月4日(火)放送より)