【シンガポール】料理宅配フードパンダ、広告内容で警告
料理宅配サービス「フードパンダ」を運営するドイツ系デリバリー・ヒーロー(シンガポール)は、シンガポール競争消費者委員会(CCCS)から7~9月に実施したキャンペーン広告の内容で警告を受けた。対象となる消費者には全額返金する方針だ。 競争消費者委員会が20日に発表した声明によると、デリバリー・ヒーローはサブスクリプション(定額利用)サービス「パンダプロ」で期間限定のキャンペーンを実施。「全てのレストランの宅配料金が無制限で無料」と宣伝しておきながら、実際には条件によって追加料金を徴収していた。 競争消費者委員会は、期間中にサブスクリプションサービス利用者の4割以上の宅配で追加料金が発生していたことを確認。料金が徴収される条件は別途記載されていたが、多くの消費者に誤解を与えたことを問題視した。 デリバリー・ヒーローは、キャンペーン期間中のサブスクリプション料金を加入者に全額返金するほか、同サービスの加入条件を明確にすることやマーケティングを見直すことに合意した。