ローソンが「過疎のスーパー跡地」を狙う理由、コンビニ出店競争は激化、地方でどう戦うのか
折しも業界首位、セブン‐イレブン・ジャパンの永松文彦社長は今年4月、「来期以降、トップシェアではない地域中心に出店を再加速する」と語っている。出店競争の激化が予想される中、地方ならではの集客策を磨くことが、より重要になる。 ■川畑氏「次世代のニーズは地方から顕在化」 ローソンが競争力を維持するには、いかに地方のニーズをくみ取り、店舗の集客力を高められるかがカギを握る。厳しい立地の出店にチャレンジしているのは、その一環なのだ。
川畑氏は「次世代のコンビニに対するニーズは(人口減少の最前線である)地方から顕在化していくはず」と話す。業界3位で地方店を多く抱えるローソン。地方発の商機を見出すことが、巻き返しの重要戦略になる。
冨永 望 :東洋経済 記者