キリン、新ビールで巻き返し 酒税改正で競争激化
キリンビールは26日、ビールの新ブランド「キリンビール 晴れ風」を4月2日に発売すると発表した。東北産ホップを使い、飲み応えと飲みやすさのバランスが良い味わいに仕上げた。酒税改正で税額が下がったビールの競争が激化する中、「第三のビール」の比率が高いキリンが17年ぶりの新たな主軸ブランドで巻き返しを図る。 商品発表会で堀口英樹社長は「一番搾りに次ぐ第2の柱に成長させたい」と訴えた。まずは家庭用の缶商品を販売し、状況を見て業務用の展開も検討する。 昨年10月の酒税改正ではビールが減税となり、第三のビールは増税となった。2026年にはビール、発泡酒、第三のビールの税額が等しくなる。