高知初Jリーグ誕生に向け《高知ユナイテッド》の課題【1】 選手は仕事とサッカーの二刀流
高知さんさんテレビ
8月31日、高知ユナイテッドと大分のチームが春野で対戦します。高知初のJリーグチームが誕生するかカギになる日です。しかしいろいろな問題が立ちはだかっています。高知からJリーグを誕生させるためには何が必要なのかを検証します。 「高知ユナイテッドSC」でフォワードとして活躍する新谷 聖基選手。チームに加入して今年で4年目。今年3月の横河武蔵野FC戦で決めた今シーズン初ゴールを皮切りに、ここまで4得点をあげています。 チームの中心を担う新谷選手、練習が終わるとある場所へ向かいます。そこは高知市内のホームセンター。週5日ほどここで働いています。ユナイテッドの選手は新谷選手はじめ、全員が別の仕事をしながらサッカーをしています。 新谷 聖基 選手: 「そこは割り切ってます。仕事しないと今のサッカーだけじゃ生活できないので」 彼の仕事は主に商品の品出し。 Q品出しで気を付けていることは? 新谷選手: 「似たような商品があるので、値段とかも違うので間違えないように」 Q疲れは? 新谷選手: 「あります。きついですよ。疲れている時は足にきますね」 Jリーグ昇格に向け現在JFLのリーグ戦で高知ユナイテッドは首位を独走しています。しかし昇格のためにはいくつかの条件があり、最大の課題は『入場者数』。ホームゲームあと6試合で『2万70人』が必要です。なんとかこの基準をクリアしようとチームはもちろん街をあげて盛り上げています。 こちらの懸垂幕も26日に大橋通り商店街に設置されました。 ~懸垂幕『残り6試合で あと20070人』~ 新谷選手: 「まず結果を残さないと1位、2位にならないとJ3にいけないので、観客動員数は信じて僕たちはやるだけですね」 新谷選手が働くホームセンターの店内には8月31日の試合に向け応援ポップが設置されています。さらに従業員も応援Tシャツを着てチーム、そして新谷選手をサポートします。 従業員エール: 「高知ユナイテッド応援してます!新谷選手がんばれ!」 新谷選手: 「ありがとうございます!がんばります!」 職場の仲間からも熱いエールをもらいました。 新谷選手: 「必ず(J3に)上がりたいです。高知県一体となってJ3目指したいです」 選手や関係者は熱い思いを持っている一方で、まだまだ県民の関心は決して高いとはいえません。 Q首位走ってるの知ってる? 高知県民: 「わかんないです」 高知県民: 「JFL? 今、首位ですよね?」 高知県民: 「野球のチーム?サッカーか何かのチームですか?」 Qどっちのチームでしょう 「サッカー!」 カメラマン: 「正解!」 (スタジオ) 野村舞アナウンサー: 「名前は知っているけれどまだ関心が薄いというのが今の県民の実情なのかもしれませんが、私たちも一緒になって地元チームの活躍を応援していきたいですね」 遠藤圭介アナウンサー: 「8月31日の土曜日は午後6時からの試合ということで何とかスタジアムを1人でも多くの県民でうめたいですよね」
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