強烈なシュートを放つ仙台・菅原（カメラ・山崎　賢人）

　Ｊ２ベガルタ仙台は１５日、敵地・栃木戦（１９日、カンセキ）に向けて仙台市内で２部練習を行った。２戦連続で相手が監督解任直後となる試合。仙台のＦＷ菅原龍之助（２３）は「自分たちのやることを徹底して、いいゲームにしたい」と気を引き締めた。 　４月は１試合のみの出場も、５月に入ってから３戦連続で出場中。「徐々にチームのやり方と、自分の良さを合わせてできるようになって、成長を感じている」と、課題だった前線のプレスも改善し手応えを感じている。 　あとはＦＷとして得点を決めるだけ。今季２試合で先発も、決定的な仕事はまだできていない。チームが強みにしている両サイドのクロスからネットを揺らす、最後のピースとして欠かせない存在だ。「クロスに対してチームの中で一番強い自信はある。１発出れば感覚も良くなると思うので、早くぶち込みたい」 　２３年大卒加入でフィールドプレーヤーとしては同期にプロＡ契約で先を越された。「そこには負けたくないと日頃から思っているので、意識はしている」。先の未来で「一番活躍できれば」と焦りをはねのけ、まずは今季初得点を目指す。 （山崎　賢人）